その実力は噂通り!やはり「バーミキュラ ライスポット」は凄かった!!
高機密な無水鍋『バーミキュラ』で世界中を驚かせた愛知ドビー株式会社が満を持して発表した炊飯器『バーミキュラ ライスポット』に多くの注目が集まった。あのバーミキュラで誰でも簡単に美味しいご飯が炊けるということで、昨年末(’16.12月)にその予約が始まるや否やアッという間に4か月待ち(’17.3月現在は1ヵ月待ち)の状態になるほど。
『バーミキュラ ライスポット』の価格が79,800円(税抜)と炊飯器にしては高額であるにもかかわらず、この売れ行きには驚かされる。
高級炊飯器には興味の無かった私であるが、なぜかこの『バーミキュラ ライスポット』には猛烈に惹かれるものがあった。
以前からバーミキュラ(鍋)でご飯を炊くと美味い!と言われていたが、その炊き加減が難しく簡単にとは言い難かったようだ。それがボタンひとつで美味しく炊けるようになったと言うのだから、多くの人気が集まるのもうなづける。
『バーミキュラ ライスポット』には、美味しいご飯が炊けるということに加えてもうひとつの魅力がある。それは、無水調理から温度管理の難しい低温調理までを誰もがボタンひとつでできるようにした点だ。(詳しくは『バーミキュラ ライスポット』がやってきた (2)で紹介する)
斯く言う私も思わず衝動買いに走ってしまった。
そして、待ちに待った『バーミキュラ ライスポット』が手元にやってきた♪
バーミキュラ ライスポット
『おいしいご飯を炊くことをとことん追求した炊飯器』
- 本体サイズ:約311(幅、鍋取手含む)× 208(高さ)× 296(奥行)mm
- 重量:約6.9kg(鋳物ホーロー鍋:約4.0kg)
- 鍋満水容量:3.7L
- 炊飯量:白米 1~5合炊き
素材本来の味を引き出すトリプルサーモテクノロジーはそのままに、炊飯のためにすべてのデザインを刷新。対流を促す丸みを帯びた鍋のカーブ、継ぎ目の無い一体構造のフタ、飯返ししやすい鍋底のリブ、高火力を受け止める新技術も搭載。
ラップアップヒートテクノロジーでかまどの炎を再現。底面のハイパワーIHコイルと側面のアルミヒーター、断熱カバーを組み合わせて、鍋を包みこむように加熱することで、かまどの炎のような立体的な加熱を実現。
バーミキュラ ライスポットでご飯を炊いてみよう
ご飯の炊き方は他の炊飯器と同様、米を洗ったらザルに上げ、しっかりと水を切ってから炊飯器(お釜)に入れる。分量の水を加えたら後は炊くだけ。余計な操作は要りません。
操作はとてもシンプル
例えば、3合の白米を普通に炊く場合(青の通りに選択するだけ)
- 基本モードの選択 「炊飯」 or 「調理」
- 米の種類の選択 「白米」 or 「玄米」
- 炊き上がりの選択 「ふつう」 or 「おこげ」 or 「おかゆ」
- 炊飯量の選択 「3.0」(1~5合、0.5合刻み)
- 選択に間違いがなければ「OK」を押す⇒「start」が表示される
- 「start」を押せば、浸水から炊飯を自動で行ってくれる
「start」を押してからご飯が炊き上がるまで約60分(浸水 30分 + 炊飯 30分)。浸水が終わると高温注意・加熱中の表示に変わる。炊き上がりが待ち遠しい♪
炊飯(加熱)がはじまってしばらくするとフタの間からいい香りの湯気が上がってくる。湯気が勢いよく出ていても吹きこぼれはほとんど無い。実はここにも新開発の「フローティングリッド」という知恵が活かされている。高火力でご飯を炊きながら密閉性を保ち、しかも蒸気の吹き出し箇所をコントロールして、吹きこぼれを最小限に抑えている。
上蓋の一カ所に小さな印(ポッチ)があるのだが、その部分の内側に溝が彫られており、これが吹きこぼれを抑えている。
そうこうしているうちに、炊き上がりまで10分。10分を切ると、パネルには炊き上がりまでの残り時間が表示される。
炊き上がり
そしてついに炊き上がり。アラームが炊き上がりを知らせてくれる。
フタを開けると・・・お~~~!と思わず声が出るほど。(ご飯の上の黒いものは昆布)
これが“米が立つ”ということか!米の一粒一粒がしっかりとしていることが素人の私でもはっきりと確認できる。ツヤのあるお米と甘くいい香り。これは「絶対に美味い」と食べる前から確信させてくれる。
炊き上がったご飯をしゃもじで返しても米が潰れることもなく、適度な力(弾力)を持っていることが伺われる。
早速、茶碗にご飯を盛り
いただきま~す
あ~~~幸せ♡
口の中にしっかりと米を感じる。甘さ・香り・食感、どれをとっても最高、いいじゃない♪ お米の中に旨みをギュッと閉じ込めている感じだ。
バーミキュラライスポットは美味しいご飯を炊くこと追及してできた炊飯器でる。そのため、普通の炊飯器なら当たり前についている「ご飯の保温機能」をあえて外している(調理としての保温機能は付いている)。
だから「ご飯は炊きたてを食え!」
そんな乱暴なことはいいません。これで炊いたご飯は、「冷めても美味い」・・・いや・・・「冷めたご飯でも美味しさが保てるように炊き上げている」と言うべきであろう。
MEMO
美味しいご飯が食べられるってなんて幸せなんだろう。
そんなご飯には、焼き鮭と味噌汁、青物のおひたし、惣菜が少々あれば十分だ(^^)v
このライスポットが来るまでは土鍋でご飯を炊いていた。土鍋で炊いたご飯は確かに美味い。でも、安定した美味しさで炊くのは難しい。どうしても日によって味にばらつが出てしまう。柔らかかったり、硬かったり、おこげが付き過ぎたりと、ちょっとした水加減、火加減の違いが大きく影響してくるのだ。
でも、これからはそんな心配も無用。ボタンひとつで、いつでも美味しいご飯が食べられる!
さて、ご飯を食べたら後片付けです。
ホーロー鍋なので柔らかいスポンジでご飯のおねばは簡単に洗い流すことができる。ただし、鋳物であることを実感させられる。重い!鍋(フタを除く)の重さは2.4kgほどと、そこそこの重さである。また、ホーローの引いていない部分は鉄が表に出ることになるので、水分に長い間触れているとサビが浮いてくる。そのサビもサッと拭けば簡単に取れるのだが、鍋を洗った後はしっかりと水を拭き取り、場合によっては薄く油を塗るなどの手入れが必要となるだろう。
まぁ、これも慣れてしまえば、なんということも無い。それよりも、美味しいご飯が毎日食べられるという喜びには代えられない。