秋の甲府市を満喫ツアー | SDGs&ワクチン検査パッケージ実証実験 (2)


「リゾートやまどり」で行く信玄公生誕500年の甲府とオープントップバスで巡る昇仙峡の旅

昇仙峡 紅葉

今回のツアーは日本旅行赤い風船の企画で甲府市の全面的なバックアップ、またJR東日本の協力のもと開催され、とても贅沢で盛りだくさんの内容となっている。 ⇒ 日本旅行 赤い風船

さらにツアー開催日の2021年11月3日は、武田信玄公生誕500年の節目を迎えるという特別な日でもある。

1日目 スケジュール(前半)

リゾートやまどり

リゾートやまどり

当日は出発時間に合わせて乗車駅(新宿駅、立川駅、八王子駅)で乗車。乗車の際に「ワクチン接種証明」もしくは「PCR検査の陰性証明」の提示と「体温測定」が各車両ごとに行われた。団体旅行であるが、ここでもソーシャルディスタンスが保たれ感染防止対策が徹底されている。

リゾートやまどり

JR東日本の協力により「リゾートやまどり」に乗車できるという特別な旅!「リゾートやまどり」は、高崎車両センターに所属し本来はJR東日本高崎支社の大宮~中之条区間を運行する列車である。そんな「やまどり」が新宿-甲府間を走る。

6両編成のやまどりにツアー参加者、甲府市観光課の方等を含めて六十数人の乗車。1車両に十名程度となんともゆったりとした空間(ガラガラ)である。

やまどり 展望室やまどり 座席

やまどりの車内もゆとりのある造りで、座席は1列+2列の配置となっており前後左右のスペースが広く取られている。また、車両ごとに共用スペースが設けられ、ロングシートの座席や座敷タイプの座席、キッズスペースや展望室となっている。

嬉しいおもてなし

列車に乗車してまもなく、甲府市観光課から甲冑姿の武者や忍者に扮したおもてなし隊が参上!この日一日このコスチュームで甲府市を案内してくれた。たぶん相当お疲れになったことだろう。感謝です。

甲府市観光課のおもてなし隊旅の供 甲府銘菓

今回の旅の目的や甲府の名所名物など説明がされた。さらに、嬉しいことに美味しい旅の供が配られた。

新宿から甲府まで2時間ほどであるが、お菓子をつまみ景色を見ながらの旅はアッという間である。

甲府駅到着時には甲府市観光課の皆さんのお出迎えと甲府駅駅長さんからの挨拶まで。嬉しいけれどなんだかこっちが恐縮してしまうほどの歓迎です。

お出迎え

昇仙峡 ~ 影絵の森美術館入場・昼食

甲府駅に到着後、ここからは観光バス2台に分かれての移動となる。

靴裏消毒マット飛散防止プレート

バス乗車の際には、アルコールでの手指消毒。さらに、除菌マットによる靴裏の消毒と徹底している。もちろんバス内は換気がされ、座席前には顔の高さに飛散防止プレートがセットしてあり、飛沫防止対策が取られている。

さぁ、一路、昇仙峡へ!

その前に、影絵の森美術館併設の食事処「花仙両」で昼食を。

影絵の森美術館昼食

食事は団体旅行ではのメニュー「天ぷら盛り合わせ、小鉢、茶碗蒸し、川魚、御飯、うどん」だ。行きの列車の中でお菓子を食べた上に、ほとんど体を動かしていないということもあり、あまり空腹を感じてはいなかった(^^;

換気がいき届いているためか、レストランは上着を着ていても肌寒さを感じた。できれば山梨ならではの熱々の「ほうとう」が食べたかった。

食事後は影絵の森美術館を見学。藤城清治氏の作品『浪漫と幻想と神秘の世界』を幻想的な空間で鑑賞することができる。たぶん誰もが一度は目にしたことがある作品がい並んでいる。

作品をひとつひとつゆっくりと見ていたいのだが、なにせ時間が無い。バスに乗る前にトイレに寄って次の見学コースに向かう。

仙峡エリアでオープントップバスに乗車

今回のツアーの目玉のひとつでもある「昇仙峡を屋根のないオープントップバスで満喫」

ここ影絵の森美術館の駐車場でオープントップバスに乗り換え、昇仙峡グリーンラインを下り、県営無料駐車場で折り返して再び昇仙峡グリーンラインを上る。途中、荒川ダムを車窓から眺めながら金櫻神社近くまで進んでからUターンし、昇仙峡ロープウェイ乗り場へ向かうまで昇仙峡の秋を楽しむ30分ほどのオープントップバスの体験乗車です。

オープントップバスオープントップバス いざ!出発!!

オープントップバスは座席が高い位置(2階建てバスの上段に座る感じ)にあり、その名の通り屋根が無いので解放感は抜群。

上に青空を望み、山の空気を肌で感じながら、紅葉の中を進む気分は爽快である。大きな車窓からは覚円峰など赤く色付いた昇仙峡の雄大な景色を眺める。オープントップバスならではの体験だ。

欲を言えば、途中、バスを止めてもらい、高いバスの上からゆっくりと風景を堪能できれば最高だったと思う。

開放的で直に風を感じられるオープントップバスだが、この時期はさすがに寒い。今年の秋は例年に無く暖かく(暑いくらい)、陽の当たる所なら長袖Tシャツでも良いぐらいだが、風を切りながらの紅葉見学は想像以上に体が冷える(この日は雲ひとつない好天で気温20℃ほどあった)。前方の1,2列席は前面を覆うように窓があるためまだ良いのだが、中央から後方は頭上を風がヒューヒュー抜ける。次第に足元の方がスースーとしてくる。時期により防寒対策は必須だ。

昇仙峡 紅葉昇仙峡 覚円峰

※ 今年の運行期間は:2021年10月16日(土)~2021年12月15日(水)、詳細はこちらまで ⇒ 甲府にオープントップバスがやって来る!秋の周遊バスツアー

昇仙峡 仙娥滝 ~ 散策

オープントップバスを楽しんだ後は、バスから降りての散策となる。本来の予定では、ロープウェイに乗り、上からの紅葉を楽しむプランであったが、紅葉の見ごろを迎え好天の休日ということもあり、ロープウェイ乗車待ち1時間以上。まだまだ、後半のスケジュールもびっちり詰まっているということで、予定変更である(とにかく時間が足りない)。駐車場から仙娥滝までの散策となった。

クリスタルファウンテン

駐車場から仙娥滝まで徒歩で6,7分だろう。途中、いくつもの売店や水晶の大噴水「クリスタルファウンテン」ががある。このクリスタルファウンテンは、宝石の街のシンボルとして昭和60年まで甲府駅前に置かれていた。その後時を経て2019年11月にここ昇仙峡に再現された。その頂きには大きな天然の水晶があしらわれ、水晶総重量 600kg!昇仙峡のシンボルとなっている。

仙娥滝

そこから数分歩き、売店の横を抜け渓流へと階段を下ると仙娥滝が現れる。仙娥滝は昇仙峡の中でも押さえておきたい景勝地である。峡谷を流れ落ちる落差30mの滝は美しい。

土産物店が並ぶ喧騒とした直ぐ下に、まさかこんな世界があるとは思えない不思議な感覚に捕らわれる。ここには凛とした空気が流れている。

この先は遊歩道となっており、先ほどバスで通ってきた下の県営無料駐車場へと続く。景色を眺めながら歩けば1時間ほどかかりそうだ。まだまだ美しい景色を眺めながら散策したいところだが、出発の時間が近づいている。

夜にはライトアップの仙娥滝を訪れる予定となっている。

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5