テーマは『鹿又は猪の絶品創作料理』 – 「SDGsな食」ジビエの消費拡大を通じたサステナブルフードの開発
MHM 2022 BEST CHEF 料理コンクール ⇒ 最終審査概要
関東は梅雨真っ只中。ここ数日、気温、湿度共に高く、とても不快だ。既に、梅雨が明けたような陽気がやってきている。
この夏は様々な事情から供給電力がひっ迫し、大規模停電発生の危機もあるとか。政府からは節電要請も出ている。ムダな電気は使わないようにと心掛けているが、梅雨明け前にこの暑さ。これからエアコンはフル稼働しそうだ(>_<)
この夏の節電も大切だが、その前に知っておかなければならないことがある。これからこの地球上で我々が人間らしく生き続けるために『SDGs』という世界基準の大きな目標が掲げられた。
SDGs:「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」17の世界的目標を達成するための様々な基準、指標である。
ここ数年、「SDGs」について、多くのメディアでも取り上げられることもあって、その中身はともかく、ワードの認知度はだいぶ上がってきているようだ。
個人的には、もう手遅れだろうという思いもかすめるが、尻に火が付いている以上、何もしないでただ燃え広がるのを傍観しているのも無責任かもしれない・・・今は奇跡を信じたい。
そんな今、「SDGsな食」をテーマにした企画に関わることができるチャンスをいただいた。
その前に
いよいよ審査となるが、その前になぜ素人の私がこの場にいるのかを説明しておこう。
確か1,2ヵ月前?のことになるのだが、メルマガ会員であった私のもとに一通のメールが届いた。今回の料理コンクールの外部審査員募集の案内である。
コンクールのテーマは「SDGsな食」しかも「ジビエ」である。
もともと「ジビエ」には興味があり全く抵抗はなかった。というのも、昔、私の叔父が猟をしており、小さい頃からキジやカモといった野鳥を食べる機会には大いに恵まれていた。また、鹿肉も時々口にしていた。今では「ジビエ」と洒落た呼び方がされているが、そんな「ジビエ」という言葉を知る前からのことである。
そんなこともあり、深く考えもせず、その案内に早速応募することにした。
すると・・・実は外部審査員に応募したことをすっかり忘れていた・・・6月に入ってすぐ、主催者(MYSTAYS HOTEL MANAGEMENT)の担当の方より「6月20日に行われる料理コンクール最終審査の外部審査員としての出席依頼」の旨の連絡が入った。
もちろん「お受けします」!
・・・二つ返事で応えたものの・・・その日が近づくにつれ、私でよかったのかと不安が脳裏をかすめる(^^;
MHM 2022 BEST CHEF 料理コンクールの概要
「SDGsな食」ジビエの消費拡大を通じたサステナブルフードの開発
ジビエの食肉利用は、獣害の防止だけでなく、農林業者・猟師の活動支援、里山・森林の環境保全、外食産業の活性化等、 様々な地域課題の解決につながることが期待されています。 今回のテーマである「SDGsな食」では、ジビエの食肉利用を通じた地域課題の解決可能性に着目し、ジビエの活用促進のきっか けとして、本当の意味で美味しいジビエ(鹿・猪)料理の開発を目指します。
- 若手調理スタッフの技術向上に 普段、調理する機会が少ないジビエ。ジビエの良さを引き立たせる ための調理技術の修練の場、新しいチャレンジの機会とします。
- 日本の食問題についてグループ全体が考えるきっかけに 日本人にとって馴染みが薄いジビエ。最高の料理を提供することで、 ジビエに対する世間のイメージを変えるだけでなく、料理コンクールを 通じて、日本の食問題を考える機会を創出します。
MHM 2022 BEST CHEF 料理コンクール資料りょり
コンクール出場者
コンクール決勝 最終審査 出場者:7名(全エントリー数:235名→2次審査進出:43名)
- 北海道エリア代表 MSP札幌パーク 加藤さん(洋食・パティシエ)
- 東北エリア代表 AH弘前シティ 工藤さん(洋食・パティシエ)
- 関東エリア代表 AH日暮里L 松島さん(中華)
- 甲信越・関西・四国エリア代表 AH大阪BT 羽室さん(洋食)
- 九州・沖縄エリア代表 フサキBR 田川さん(和食)
- かんぽの宿代表 かんぽの宿青梅 大石さん(和食)
- かんぽの宿代表 かんぽの宿観音寺 鶴見さん(和食)
審査方法・審査項目
最終審査は外部審査員5名(MHMメルマガ会員、かんぽの宿会員)と内部審査員5名(会長、社長、取締役、執行役員)の合計10名による審査(調理、プレゼンテーション、試食、質疑応答)となる。
正直に申し上げます。今更ですが、日が近づくに従って「怖い」少々震えました。だって、素人の私がプロの料理を評価するんですよ。
料理の第一印象とその味が好きか嫌いかで判断するしかない。
後の記事では、それぞれの料理について一丁前に語っていますが、あくまでも私個人の意見であることを承知ください。
覚悟を決めました!本気で挑みます!!
審査方法
- 7項(10項目)に基づき審査を行い、各項目10点、計100点で採点
- 試食とプレゼンテーション(調理場も含む)にて審査
審査項目(一例)
- スペシャリティとして是非リピートしたい商品であるか
- 料理の第一印象(見た目・全体感・ネーミング等)は良いか
- 全体的な味付けは良く印象に残るものであるか
- 料理の提供(盛付け・演出・仕上げ等)に印象的な工夫があるか
- 調理人としての姿勢、調理技術、全体的な料理の完成度は良いか
会場
- アートホテル日暮里 ラングウッド
- 〒116-0014 東京都荒川区東日暮里5-50-5
- TEL 03-3803-1234
- 東京の下町情緒溢れる、荒川区・日暮里。どこか懐かしくてあたたかい雰囲気が根付いたこの街に、アートホテル日暮里 ラングウッドはあります。JR「日暮里」駅から徒歩1分。上野までは電車で約4分、新宿・東京まで20分圏内と、移動にも便利な好ロケーションです。