硬くなったバゲットなどのハードブレッドを見た目にも美しく美味しく食べる方法
本来、パンツァネッラはイタリア、トスカーナ地方のパーネ・トスカーノという無塩パンを使うようですが、なかなか手に入り難いので、バゲットなどフランスパンを使って作りましょう。
フランスパンの様にリーンなパン(バター、砂糖、卵、乳製品を使わない、少ししか使わないシンプルなパン)は、劣化が早く、焼いてから時間が経つと硬くなり味が落ちてきます。パンツァネッラはそんなパンを美味しく食べるためのイタリアの知恵です。
パンツァネッラの作り方
材料(2人分)
パンツァネッラの主な材料
- バゲット 15cmぐらい
- トマト 1個
- キュウリ 1/2本
- タマネギ(小) 1/2個
- 赤タマネギ(小) 1/2個
- アボカド 1個
- 厚切りベーコン 50g
パンツァネッラの調味液の材料
- オリーブオイル 大さじ3
- 酢(あればワインビネガー) 大さじ3
- バルサミコ酢 小さじ1
- ニンニク(すりおろす) 1カケ
- レモン果汁 大さじ1
- 塩 適量
- コショウ 適量
下ごしらえ
- キュウリはスライスしてから塩もみをしてしばらく置き、水が出てきたらギュッと絞っておく。
- タマネギは薄くスライスする。
- トマトは1,2cmぐらいの角切りにする。
- アボカドは皮と種を取り除いてから2cmぐらいの角切りにしておく。
- ベーコンは1cmぐらいの角切りにして、フライパンで表面をカリッと焼いておく。
- バゲットは食べやすい大きさに切ってフライパンで表面に焼き色が付くまで焼いておく。(パンは焼かなくても良いですが、焼くことで芳ばしさが加わります)
パンツァネッラの作り方
- パンツァネッラの調味液の塩とコショウ以外の材料をよく混ぜ合わせる。
- ボウルに下ごしらえしたパンツァネッラの材料を入れて、混ぜた調味液を加え、よく混ぜる。
- 塩とコショウで味を調える。
- ボウルにラップをして冷蔵庫で30~60分ほど冷やしながら味を馴染ませる。
- 皿にレタス(分量外)を敷いて、その上に冷やしたパンツァネッラを盛り、水切りヨーグルト(分量外)を添えて完成。
硬くなったパンも酢やオイル、野菜から出る水分をたっぷりと吸って柔らかくなります
MEMO
イタリアの混ぜご飯といったところでしょうか。
硬くなったパンをこんな風に食べるなって、なかなか思いつかないですよね。
サラダと違って、パンやベーコンもたっぷりと入っているので、これで十分な食事になります。スープを添えてどうぞ。
たっぷりの野菜と一緒に冷やして食べるので暑い夏にはピッタリのひと品です。食欲のない時でもこれなら食べられるのではないでしょうか。
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