甘く見ないでください。鬼くるみの殻はとっても硬いです。
『鬼くるみ』の割り方
「くるみの殻だろう?」
「簡単に割れるでしょう?」
甘く見ないでください。鬼くるみの殻はとっても硬いです。
とりあえず、金槌で軽く叩いてみましたが割れない。くるみが小さいのでくるみではなくて自分の指を叩きそう。手を離してヤーッとやってみたら、くるみがあらぬ方向へ飛んでいってしまいました。もう一度。今度はしっかりと狙いを定め!エイッ!!
グシャ!・・・・割れるというよりも潰してしまいました(^^;
なんとも割り難い。小さくて硬くて扱いにくいヤツです。
割り方 試行錯誤
その1 乾煎りする
ネットで調べてみると
「じっくりと乾煎りする」⇒「口が開く」⇒「包丁やドライバーを差し込みこじ開ける」
フライパンにくるみを入れて弱火で焦がさないようにじっくりと乾煎りします。
しばらくすると、くるみの口が少し開いてきます。
口の開いたくるみから取り出し、素手で持てるまで粗熱を取る。
口の開いた部分にマイナスドライバーの先端を入れてキュッとひねると、アラ?不思議!あれだけ割られることを拒んでいたくるみがパカッと簡単に割れました。
ドライバーの先端が入らないものがあります。包丁の刃を入れて、上から軽く叩いてやると、これも気持ちよく割れます。この時は絶対にくるみを持たないこと!!間違って指まで・・・なんて事になり兼ねないですからね。
何個か包丁を使って割ってみると、包丁の刃が少し欠けている!包丁の刃を入れてちょっとひねったり、力を入れすぎるとこんなことが起こります。こうなると包丁が台無し。あとで、包丁を一生懸命に研ぐ羽目になりました(^^;
また、乾煎りしても口の開かないくるみが出てきます。こうなるとこの方法ではどうにもならないのだ。
結果・・・△
多少は割りやすくなるが、口が開かないものある。
その2 オーブントースターで加熱する
ネットで見つけたものではオーブントースターで加熱しても口が開くとありましたが、私が行なった際は、ほとんどのくるみの口が開かず、周りが焦げてしまいました。温度が高すぎたのかな?加減が難しそうです。
結果・・・X
同じような乾煎りでも、オーブントースターで行なった場合は・・・NG
その3 水に浸してから乾煎りする
もう少し調べてみると、ぬるま湯や水にひと晩ほど浸してから、乾煎りするとイイという方法を見つけたので実践。
結果・・・〇
単に乾煎りするよりも水に浸けたてから乾煎りした方がくるみの口の開き方が良く割りやすい!
確率的にもこのやり方の方が口の開かないくるみが少ない感じです。水が殻の内側に浸透して、過熱することでその水が気化し膨張して割れるという理屈なのかな?水に浸さなければならないという手間はあるものの、この方が後々の労力は少なくて済みそうです。
ここまでいくつか『鬼くるみの殻を割る方法』を試してきましたが、割れるには割れるのですがとっても手間がかかるんです。時間をかけてもそれに見合っただけの成果が得られない感じがします。
2kg分の鬼くるみ、約300個近い殻を割るのは・・・これらの方法では耐えられない(^^;
そして、たどり着いたのがコレ!
その4 和くるみ割り器
和くるみがたくさん採れる所には、それなりの素晴らしい道具があります。
それがこの『和くるみ割り器』です。
くるみの殻の合わせ目の所に刃を当てて、ギュッと握るとパカッときれいに割れるじゃないですか。今まで乾煎りして出来たすき間にドライバーを差し込んでひねって割っていたのが馬鹿らしくなります。
結果・・・◎
とても作業がはかどり、アッという間に半分近くのくるみを割ることが出来ました。
この『和くるみ割り器』は購入して正解でした。
結論
一番手間が無く簡単に割る方法は? やはりコレだったのか!!
鬼くるみを割るときは『和くるみ割り器』を使おう!!
道具って大切ですね。
殻を割ったあとは、身をホジホジです。これがまた手間なんだ(^^;