青パパイヤのパパイン酵素には脂肪分解のパワーを秘めている!
今では沖縄料理もメジャーになり、どこでも食べられるようになりました。家庭でも食卓に上る機会が時々あるのではないでしょうか。
沖縄に行くと、それぞれの家の庭にはパパイヤの木が植わっており、緑色の大きな実をたくさん付けている様子を良く見かけます。沖縄ではそんな青いパパイヤはとてもポピュラーな野菜のひとつで、料理によく利用されます。サラダをはじめ炒め物、煮物、揚げ物と様々な調理法で食べられています。
以前は沖縄の食材を扱うお店に行かなければなかなか手に入れづらかった青パパイアも、最近では近くのスーパーでも手に入るようになりました。それだけ、需要が出てきたってことですね。
さて、今日はパパイヤを使ったものの中でも特にメジャーな料理、炒め物の「パパイヤイリチー」を作ることにします。
パパイヤイリチーのレシピ
材料(2,3人分)
- 青パパイヤ 250g
- ニンジン 80g
- ベーコン 2枚(50g)
- 卵 2個
- ニンニク 1カケ
- めん汁(2倍濃縮タイプ) 大さじ1
- 水 大さじ2
- 塩 適量
- コショウ 適量
下ごしらえ
- パパイヤは半分に切って中の白い小さな種を取り除き、外側の皮をスライサーで剥く。
- パパイヤとニンジンを粗めにスライスする(包丁で細切りにしてもOK)。今回は電動のスライサー(ティファール フレッシュ エクスプレス,乾物でイタリアンコンテストの時、賞品としていただいたもの)を使用。
作り方
- フライパンにオリーブオイルとみじん切りにしたニンニクを入れて弱火にかける。香りが出てきたら、細切りにしたベーコンを入れて炒める。
- スライスしたパパイヤとニンジンを入れて炒める。
- 全体に油が馴染んで少ししんなりしたら、めん汁と水を入れて水気が無くなるまで炒める。
- 炒めている材料を少しフライパンの脇に寄せ、開いた所に溶き卵を入れて、半熟のそぼろ状になってくるまで手早く炒める。
- パパイヤ、ニンジン、卵を炒め合わせる。
- 塩・コショウで味を調えて完成。
MEMO
シャキシャキ感が残っていて食感が心地良いです。
パパイヤとニンジンの甘みが引き立ち、いくらでも食べられそう。ベーコンから出てくる脂も旨みを増しています。
青パパイヤに含まれる酵素は、タンパク質分解酵素。青パパイヤの表面を傷付けると、白い乳液状の液体がしみ出してきます。この中に含まれているのがタンパク質分解酵素の「パパイン」です。消化を助けてくれる働きをします。
パパインは熱にも強いので、こんな風に炒め物しても、そのパワーが十分に期待できます。ガッツリ食べた時は、青パパイヤ料理と合わせて食べれば、食べ過ぎの解消になるかも?でも、暴飲暴食はほどほどにね
たくさん作ってしまったら、こんな楽しみ方も。パパイヤイリチーのサンドイッチ(写真)も意外と美味しい。
食パンに余ったパパイヤイリチーの他に目玉焼きやチーズ、ハムを挟んでギューッと焼いただけ。パンは懐が深い。こんなものまでと思うような食材でもガッチリと受け止めてくれます。だから、このサンドイッチも美味しいですよ。