ほのかに感じる優しい甘さ♪
ある日のこと、ココナッツミルクを使ったヨーグルトを作ろうと思い、一緒にココナッツウォーターも買ってきた。(ココナッツウォーターとココナッツミルクは別物です)
それで?
美味しいヨーグルトはできた♪
それで?
困ったことに、ココナッツウォーターがたくさん余ってしまった(^^;
どうしたものか?
とりあえずそのまま飲んではみたが、はっきり言って「マズイ」・・・旅先でココナッツにストローが刺さっているジュースを飲んだことがある方もいると思うが、南国の海辺で飲むココナッツウォーターは、汗をかいた体が水分とミネラルを欲しているから美味いと感じるのだろう。それとは違って、日本の自宅のキッチンで普通の水と同じ感覚で飲むと・・・こうも味が違うのか?と思うほど口に合わない。
なんと表現したらよいのだろう。味のはっきりしないスポーツドリンクのような、青臭いような、ウ~ン、なんとも中途半端で馴染の無い味なのだ。
そんなココナッツウォーターだが、海外のセレブの間で流行っているなどというニュースが流れたこともあり、日本でもちょっとしたブームにもなっているようだ。
ココナッツウォーターの何がそんなに良いのかというと、マグネシウム、カルシウム、カリウムといったミネラル分を豊富に含み、体への吸収も良く、カロリーも低いということで、天然の経口補水液なようなものなのだ。特筆すべきは、カリウムの含有量で、100mlあたり約200mg(バナナ1本に相当する値)も含んでいる。塩分過多の日本人にとっては、余分なナトリウムを排出する手助けをしてくれるカリウムを豊富に含む食品は嬉しいかも。
そうは言っても、口に合わないものを無理して飲むのもね~。それに、そこそこいい値段もするのだ。
それで考えた。それなら、普通の水と同じように料理に使えば良いじゃないか!
ちょうど、これからご飯を炊くところだし、ものは試し!?
ココナッツウォーターで炊くご飯のレシピ
材料
- 米 2合
- 雑穀米 25g
- ココナッツウォーター 250ml
- 水 200ml
※ ここでは土鍋を使用しています。電気炊飯器を使う場合の水加減は、それぞれご使用の炊飯器の分量に合わせ、水とココナッツウォーターは半々程度の割合で入れてください。
作り方
土鍋を使ったご飯の炊き方の詳細はこちらを参照してください。
- 米を研ぐ。
- 研いだ米を土鍋に入れ、ココナッツウォーターと水を加え、30分ほど浸しておく。
- 二重に蓋をし、沸騰するまで強火で8分、沸騰したら弱火にして8分を目安にガスコンロで炊く。
- 炊き上がれば火を切り、約10分間蒸らしたら完成!
MEMO
ウン、美味しい!
味は全く問題ありません。
普通に炊くよりも甘さが少しあるかな?その程度の違いです。たぶん、ココナッツウォーターを使っていると言われなければ気が付かないと思います。
普通の水で炊いたご飯を食べるよりも、ミネラル分を無理なく補給することができ、味に遜色が無いならばうれしい限り・・・?
先にも書いたが、日本人はどちらかというと塩分多めになりがち。そんな食事をしている者にとっては、カリウムを多く含むココナッツウォーターを上手に使うことは、健康維持の一助にもなるだろう。
しかし、普段使いするには少々コストがかかる。ココナッツウォーター(1000ml)のもの1本で400~500円が相場といったところだろうか。
これを高いと取るか?安いと取るか?
いずれにしろ、上手に料理に取り入れていけば、口に合わないといわれがちのココナッツウォーターも美味しく摂れる上に、健康管理にも寄与できそうである。試してみる価値はあると思う。