甘い餡子とバターが香る洋風 “ あんぱん ” は、おやつに最高!
ここ最近、東京北区の赤羽に注目を集めるスイーツがある。
その名も「赤羽あんこ」!
名前を聞いただけでは和菓子のお店かと思わせるのだが、実はパン屋さんが提供する「洋風のあんぱん」だ。地元の製餡メーカーの作る餡をデニッシュ生地で包み焼き上げたオリジナルの商品である。
店頭には一番人気の小倉あん(つぶあん)をはじめ、カボチャやクルミ、クリームチーズなどを包んだ10数種類以上の商品が並ぶ。 どれもこれも魅了的なのだが、まずは定番の『つぶあん』,『こしあん』あたりから食べていただきたい。
赤羽あんこ ~ 美味しい餡がデニッシュ生地に包まれて
上の写真は、つぶあんを使った「赤羽あんこ(小倉あん)」である。直径8cm、高さ5cmほどのデニッシュ生地で包まれた洋風 “ あんぱん ” 。
その中には、ウン?餡子が詰まっていない!?
これで、いいんです!
デニッシュ生地で餡を包んでオーブンで焼いた際に発生する水蒸気が生地を大きく膨らみませる。これが空洞の正体。
この空間も味のうち。もしこれ以上の餡がデニッシュの中に詰まっていたら、「赤羽あんこ」ではなく「あんこ」になってしまう。そんなデニッシュなら1個を食べきるのも大変なことだろう。サクッとした生地の美味しさ、餡子の美味しさを楽しむには、これがちょうど良いバランスなのだ。
中の餡子は、大正14年創業の地元製餡メーカー「株式会社 王子製餡所」が作る。その餡を使用した元祖「あんドーナツ」は、40年もの間、地元で愛され続けている銘菓でもあるようだ。そんな餡をデニッシュ生地で包んで焼き上げているのだから美味いはずだ。
その美味しい餡を使って作るパンを提供する「赤羽あんこ」は、全国にチェーン展開するベーカリーショップの「VIE DE FRANCE(ヴィ・ド・フランス)」の運営するお店だ。
「赤羽あんこ」ラインナップ
最もベーシックなものが、小倉あん、こしあん、白あんの3種類で、いずれも150円とお手頃価格♪ 他にはクリームチーズやカボチャのペーストなどを例の空間に詰め込んだものから、餡にクルミを混ぜたものや、生地に抹茶を練り込んだもの。さらにはケーキのようにデコレーションしたものまで種類は豊富である。
◆「小倉チーズ」,「小倉かぼちゃ」
◆「いちごWクリーム」
どれにしようかと、お店の前で悩むのも楽しい(^^;
お店情報
- 店名 : 赤羽あんこ(エキュート赤羽店)
- 住所 : 東京都北区赤羽1-1-1 エキュート赤羽内
- 電話番号 : 03-3598-2973
- 営業時間 : 月~土 9:30~22:00 日・祝 9:30~20:00
JR赤羽駅の南改札口を出て右手に進んですぐのところにお店はある。間口が1間ほどの小さなお店で、対面販売のみ。
駅ナカのエキュート赤羽店ですが、改札を出ないと購入できない。その南改札口を出た所の並びには、「ヴィドフランスエクスプレス」もある。こちらでパンを買って一緒に食べ比べてみるのも良いだろう。
赤羽駅にはもう1店舗、北改札口を出た向かいの建物のビーンズ赤羽内に「下町のパン工房by赤羽あんこ」がある。こちらはコッペパンを使ったサンドイッチやメロンパン、カレーパンがメインのお店になり、デニッシュ生地を使った「赤羽あんこ」のラインナップは小倉あん、こしあん、白あんの3種類だけになる。それ以外の赤羽あんこが食べたい時は、南改札口から出るようにしよう。
こちら(ビーンズ赤羽店)にはイートインスペースもあるので、ちょっと一休みしながら赤羽あんこを味わうのもいいと思う。