透けるような美しいピンク色のジャムです
南の方から伸びる雨雲が関東にもかかり、朝から雨が断続的に強く降る。
ここ最近の雨の降り方は0か100!極端すぎる。ほどほどが無い。そう感じるのは私だけだろうか。ともあれ、青空を早く見たいものだ。
「ヤマモモ」をご存知だろうか?街路樹として街中でもヤマモモの木をよく目にする。とは言っても、意外と見ているようで見ていない。改め街を歩いている時に、街路樹を眺めてみると、ここそこに植わっていることに気が付く。
よく手入れをされ剪定された木にはあまり実を付けていないように感じられるが、6月頃になると丸く赤い実をたくさん付けた大きなヤマモモの木を、たまに見ることがある。
関東近郊では伊豆高原がヤマモモで有名だ。
何年も前のことになるが、伊豆高原の旅の駅に立ち寄った時に、様々なヤマモモを使った商品を目にした。ヤマモモのソフトクリーム(写真)を美味しくいただいた記憶がある。
このヤマモモ摘みが簡単なようで意外と大変。赤く熟れた実をとるのだが、高い所にあるから脚立に上がって・・・アリやカメムシ、さらにはハチまで飛んでくる(≧∇≦)
さらに、苦労して摘んだ実の下ごしらえにも手間がかかる。こうなると意地でも美味しいものを作らないと割に合わない!と言うことで、早速、ジャム作りに取りかかるとしよう。
ヤマモモジャムのレシピ
材料 ※1
- ヤマモモ 650g
- 砂糖 200g
- レモン果汁 大さじ2
- 水 適量
- ペクチン(LMペクチン、ペクチン25%配合) 11g
- ※1 この分量で350gのジャムが2ビンできあがりました。
下ごしらえ
- ヘタや未成熟の実(まだ青い実)を取り除き、水できれいに洗う。実は小さな粒状突起で覆われているため、汚れが入りやすいので、繰り返し洗って汚れを落とす。
- 洗ったヤマモモを塩分濃度2%の塩水に30分浸ける。ヤマモモの実には小バエ(ショウジョウバエ)が卵を産み付けることがある。そこで、虫退治。薄い塩水に浸けておくと中から小さな虫が這いだしてくる。虫が入っている実は、感触として数%の割合だろうか。食べても問題は無いようだが、なんかイヤだよね。その後、しっかりと水洗いしてザルに上げる。
作り方
- 鍋に洗ったヤマモモとそれがかぶるくらいの水を入れ火にかける。沸騰してきたら弱火にして5分ほど茹でてザルに上げ、実と煮汁と分ける。
- 茹でたヤマモモをマッシャーで潰し、種から果肉を削ぐように分ける。
- それを目の粗い金ザルなど入れて、しゃもじなどで裏ごしするように、種と実を分ける。
- 裏ごしした果肉は鍋に移し、種は1.の煮汁に入れて周りに付いている果肉をその中で洗い落としてから濾して種を取り除く。
- その果肉と煮汁を合わせて火にかける。沸騰したら弱火にして、砂糖を3回ほどに分けて投入してよく溶かす。とろみ加減を見ながら煮詰めていく。
- 20分ほど煮詰めたら、一旦、火から下ろして、水(80ml、分量外)に溶かしたペクチンを加えてよく混ぜる。再び弱火にかけ15分ほど煮詰め、仕上げにレモン果汁を加えて混ぜたら火から下ろす。
- 保存用のビン(煮沸消毒しておく)の口いっぱいまで、出来上がった熱々のジャムを入れて、軽く蓋をして15分ほど湯煎(小さな泡がフツフツと出る程度に沸騰させながら)にかける。(直ぐに食べてしまうのなら湯煎をする必要はありません。冷蔵庫に入れて早目に食べてください。)
- 湯煎が終わったらお湯からビンを取り出して、フタをギュッと閉めて逆さまにする。粗熱が取れれば完成。
MEMO
ウ~ン、ちょっと煮詰め方が甘かったかな?ジャムとシロップの中間ぐらいのとろみになってしまった。
それでも甘酸っぱくて美味しいジャムができました。
パンに乗せたり、ヨーグルトにかけたり、朝食のお供に楽しんでみませんか♪