生の落花生が手に入ったら、まずは迷わずジーマミー豆腐!?
今ではゴーヤーやパパイヤ、モズクなどを使った沖縄料理が、どこでも食べられるようになったこともあり、ジーマミー豆腐もご存知の方も多いと思う。
「ジーマミー」いわゆる「地豆」、落花生(ピーナツ)を使った豆腐である。沖縄を旅行すると、普通に食卓に上る料理だ。
いつだったろうか?はじめてコレを口にした時の衝撃!これは何だ?食べたことのある人ならわかると思うが、今まで口にしたことの無い味と食感。
その時から好物になってしまった!(^^)!
モチッとしてムニュッとした食感に、口に広がる土臭さ(全く嫌な香りでない)。一度食べたら忘れられない味です。
このジーマミー豆腐もピンキリで、どこで食べてもいいというわけではない。本当に美味いと感じるものには、なかなか出合えない。沖縄に行くとジーマミー豆腐を食べるならココと決めているお店もあるほどだ。
しっかりと落花生から豆乳を搾り、じっくり時間をかけて練り上げて作られたものは最高だ。時々、ピーナツオイルで香付けされゼリー状に固められたジーマミー豆腐風のものを見かけるが、そんなものとは比べ物にならない。
何気なく、ネット上をウロウロしていたらジーマミー豆腐を自宅で手作りする記事に出合った。
ウン?手作り?自家製!?
記事を読んでいるうちに、なんだか自分でも作れそうな気になってくる(^^;
美味しいジーマミー豆腐はそこへ行かないと食べられないと思っていた。それが自宅でも食べられたらなんて幸せなんだろう。
ちょうど、生の落花生(茹でて食べるつもりで)を取り寄せたばかり。
挑戦です(* ̄0 ̄)/ オゥッ!!
ジーマミー豆腐のレシピ
材料(6個分)
- 落花生(生、殻なし) 150g
- くず粉 50g
- タピオカ粉 20g
- 水 3カップ
- 砂糖 小さじ1
- 酒 大さじ1
- 塩 小さじ1/4
下ごしらえ(落花生から豆乳を搾る)
- 殻から外した生の落花生をぬるま湯に2,3時間浸け、ふやかしてから薄皮をむく。
- 薄皮を剥いた落花生に水1.5カップを加え、ブレンダーやミキサーにかけて、細かく粉砕する。
- それを布巾などに取って、しっかりと豆乳を搾る。
ジーマミー豆腐の作り方
- 鍋に残りの水1.5カップとくず粉、タピオカ粉を入れて、よく溶き合わせる。
- そこへ、落花生の豆乳と酒、砂糖、塩を入れてよく混ぜて、中火にかける。
- 中火で5分ぐらいかき混ぜていると、粘りが出てくる。※1
- 粘りが出てきたら弱火にして、常に練るように混ぜながら20~30分加熱する。
- 20分ほど練ると粘りが増して重たくなる。もったりとしたジェル状になるまで練り上げる。
- 練り上げた豆乳を火から下ろして、水で濡らした容器に手早く流し込む。今回はシリコン製の小さな容器に小分けして入れた。※2
- 氷水を張った容器になどに底を浸けて冷やして固める。
- 固まったら容器から取り出し、器に盛り、好みのタレ、薬味を添えて完成。今回は、ぽん酢とわさび(生姜醤油も美味しい)。
※1 練り上げるまで最初から最後まで混ぜ続けること。途中、休んだりすると焦げ付いたり、ダマになり、味・食感を損ねてしまう。
※2 練り上げたものを容器に移す時に手早くやらないと仕上がりが滑らかにならない。(今回、少々もたついてしまったので、表面が凹々になってしまった。まぁ、器に盛る時にひっくり返すので多少はごまかせるが(^^;)
MEMO
初めてのジーマミー豆腐に自画自賛(^^)v
その前にひと言「疲れた」
暑い時期に火の前で30分、ひたすら鍋の中の豆乳を木ベラでかき混ぜているのは大変だ。いい汗かきました(^^;
ちょっと火にかけ過ぎた感があり、仕上がりが少々硬めになってしまったが、まずまずの出来♪
モチッとしてプニュッとした食感に土の香り。
出来たては最高に美味いです!
さすがに本場沖縄で食べるジーマミー豆腐には及びませんが、及第点を上げてもいいんじゃないかな。
作るのは大変だけれど、その甲斐はあります。
落花生も豆乳を搾ればカス(おから)が残る。残った「おから」は、別の料理に使いましょう。使い方は普通のおからと一緒。今日はニンジン、切り干し大根、干ししいたけと一緒に炒め煮にしてみました。ご飯のお供に最高ですよ~。
いかがですか、生の落花生が手に入ったら作ってみませんか♪