調理に困った時はオリーブオイルとニンニクで煮込めば美味くなる!?
「アヒージョ」といえば、スペインの小皿料理。
以前から日本でもこの料理はスペイン料理のお店に行けば、普通に食べることができた。でも、「アヒージョ(ajillo)」という洒落た名前で知られるようになったのはここ数年ではないだろうか。それまではニンニク(ガーリック)風味のオイル煮とか、オリーブオイルとニンニクの炒め物といったような、誰もがイメージできるような料理名が多かったように思う。
不思議なもので、呼び方が変わるだけでまるで別料理のように感じられる。ニンニク風味のオイル煮と言うよりも「アヒージョ」と言われると、なんだかとっても手間がかかった特別な料理に思えてくる(^^;
アヒージョといえば、エビやマッシュルーム、鶏肉を使ったものを一番に思い浮かべるが、海のものから山のものまで様々な素材に使われる調理法のようだ。
だから、私は思う。困った時にはアヒージョにしてしまえ!そうすれば大抵の食材は美味しく食べられてしまう・・・というのは言い過ぎだが、あながち間違いでもないのではないかと思っている。
先日もスーパーに行ったら鮮魚コーナーの隅の方に、色々な魚のアラなどに混ざって、メカジキの切り落としがパックに入って売られていたので買ってきた。安かったので思わず買ってしまったのだが、家に帰ってきて困った。どうやって食べようか?
ここで登場するのがアヒージョだ。
メカジキのアヒージョのレシピ
材料(2人分)
- メカジキ 150g
- エリンギ(大きめのもの) 1本
- オリーブオイル 100ml
- ニンニク 2,3カケ
- 唐辛子 1本
- 赤ピーマン 1個
- 小ネギ 適量
- 塩麹 15g
- 塩・こしょう 適量
下ごしらえ
- メカジキは食べやすい大きさに切り揃える。
- ボウルにメカジキと塩麹を入れてよく混ぜてから、キッチンペーパーとラップで包み、冷蔵庫に半日ほど置く。
作り方
- エリンギをひと口大の乱切りにする。
- 小さめの鍋(今日は直径15cmのスキレットを使用)にオリーブオイルと潰したニンニクと小口切りにした唐辛子を入れ、弱火にかけて香りと辛味をオリーブオイルを移す。
- メカジキをオリーブオイルの中に入れて、弱火で2分ほど煮る。油が跳ねるのでやけどに注意。
- メカジキに火が通ったら、ひと口大に切ったエリンギを加えて、中火で2分ほど煮る。
- 細切りにした赤ピーマンを加えて、全体がオリーブオイルに馴染んきたら、塩・コショウで味を調える(ほんの少し、香り付けにしょう油を垂らすのも良い)。仕上げに小口切りにした小ネギを散らして完成。
MEMO
あ~、美味い!
ニンニクとたっぷりのオリーブオイルで煮ただけなのに、どうしてこんなに箸が進むのだろう。止まらないぞ!ビールが欲しくなるね~♪
アヒージョを食べ進めていくと、旨みたっぷりのオリーブオイルが顔を出す。今日はこのオリーブオイルを余すとこなく食べ尽すために、茹でたジャガイモとブロッコリー、皮を湯むきしたトマトを一緒に添えた。これをオリーブオイルにつけて食べれば、またまた美味いこと。カロリーなんて気にしていられません(^^;
堪らん!