秋の甲府市を満喫ツアー | SDGs&ワクチン検査パッケージ実証実験 (5)

「リゾートやまどり」で行く信玄公生誕500年の甲府とオープントップバスで巡る昇仙峡の旅

信玄くんと武田菱丸

今回のツアーは日本旅行赤い風船の企画で甲府市の全面的なバックアップ、またJR東日本の協力のもと開催され、とても贅沢で盛りだくさんの内容となっている。 ⇒ 日本旅行 赤い風船

さらにツアー開催日の2021年11月3日は、武田信玄公生誕500年の節目を迎えるという特別な日でもある。

2日目 スケジュール(後半)

甲府駅周辺 自由散策

ツアーはほぼ予定をこなし、あとは甲府駅に戻り、帰りの列車の出発時間まで自由行動となる。

武田信玄公

昭和43年4月8日に建設を開始、翌年4月12日(信玄公の命日)に完成し、甲府に寄付されました。当時の設置場所は、かつて、甲府駅前にあった噴水の南側でしたが、甲府駅前広場の整備に伴い、昭和60年11月に現在の場所に移設されました。
甲府市 武田信玄公の銅像

時間はまだ11時を少し回ったぐらい。甲府駅出発の時間は13時36分、2時間30分ほどある。駅前を少し周ってから、どこかで美味しいものを食べよう。

まずは甲府に来たのなら、信玄公に会いに行かないと!甲府駅の南口を降りるとすぐ、ドシッと構えた信玄公の銅像がある。近くで見ると、なかなかの迫力だ。甲府駅北口には信玄公の父・武田信虎公の銅像が置かれている。

その北口には「藤村記念館」があり、郷土の民俗、歴史、教育等の資料の展示が展示されている。また、建物は国指定の重要文化財に指定されており、一見の価値はある。また、その近くには「歴史公園」があり甲府城の「山手御門」、「山手渡櫓門」が当時の工法で復元されている。いずれも、入場は無料なので時間があれば是非。

昼 食

さて、昼食はどうするか?そう言えば、バスの中でガイドさんが、山梨名物の「鶏もつ煮」と「ほうとう」の美味しいお店を紹介してくれた。どちらのお店も近くなので、少しお店をのぞいてから決めることに・・・!?

甲州ほうとう 小作

「鶏もつ煮」の美味しいという『奥藤本店』さんは生憎の休み。ならば、その隣の、『甲州ほうとう 小作』さんで「ほうとう」を食べることに。

昼時とあって、店内は多くのお客さんで賑わっていたが、運よく直ぐに席に通された。

牡蠣のほうとう牡蠣のほうとう

南瓜の入った「かぼちゃほうとう」は、甲州ほうとうの基本。ということで一番人気のようだが、周りの人の注文を聞いていると「豚肉ほうとう」も人気のようだ。いずれにしろ、どの「ほうとう」にも「かぼちゃ」は入っているようだ。「ほうとう」に「かぼちゃ」はマスト!

メニューを眺めて迷っていると、壁に季節限定の「牡蠣のほうとう」の品書きを見つけた。ウン!これに決まり♪

アツアツの鉄鍋に入って出てきたほうとうには、牡蠣がゴロゴロ。さらに、かぼちゃをはじめ、たくさんの野菜(じゃがいも、里芋、白菜、ネギ、きのこ、等々)が入り、なんとも具だくさん。

そしてなんといっても目につくのが大きく切られた「かぼちゃ」。いやいや、これはデカ過ぎでしょう(^^;

熱い鉄鍋に入ってのこの大きさ、なかなか冷めずに食べるのに手こずった。

ほうとうの太麺のもちもちとした食感も良い。これだけ煮込まれていてもしっかりとした食感があり、食べ応えのある麺だ。また、ちょっと濃いめの味噌仕立てのスープも美味しい。麺を食べた後、お腹に余裕があればご飯を入れて食べたいところだが・・・。

ガイドさんのお勧めのお店、美味しかったです。ごちそうさま。

昼食を食べ終わったところで時間も少なくなってきた。腹ごなしに、少し街を歩いて駅に戻ることにする。

甲府駅発 「リゾートやまどり」 ~ 新宿駅着・解散

甲府駅

楽しい旅行もそろそろ終わりです。

駅に戻ると・・・甲府駅北口をすぐ入ったコンコース横に広場がある・・・そこには「武田菱丸」と「信玄くん」そして、甲府市観光課の方々がお見送りに!

もう列車に乗って帰るのかと思うと、とても名残惜しい。時間まで、彼らと記念撮影をしたり、銘々最後の思い出を作っている。

さらにここでも甲府市からお土産(印伝のストラップや葡萄屋kofuさんのレーズンサンドなど)。そして、JR東日本さんからも記念品(乗車記念のキーホルダーや缶バッチなど)が!もう十分におもてなしを受けているのに、恐縮します。

なんだかお土産で帰りのバッグがパンパンです(^^;

おみやげJR東日本記念品

ひとつひとつ紹介したいところだが、盛りだくさん過ぎるので、写真で勘弁して。

そろそろ出発時間。帰りも「リゾートやまどり」です♪

ホームには駅長さんと観光課の方々がお見送りに。

ありがとうございました。また近いうちに戻ってきます!

動画:リゾートやまどりの車窓から
旅をふり返って

今回の甲府へのツアーは、「SDGs&ワクチン検査パッケージ実証実験」ということで、甲府市やJR東日本から多くのバックアップもあり、想像以上の盛りだくさんで充実感のある旅であった。また、たくさんのおもてなしに感激とういかこちらが恐縮するほどであり、改めて感謝したい。

最近、ようやく日本のコロナ感染状況が落ち着いてきたこともあり、この二日間の体験は、これからの新しい旅のスタイルとして多くを参考にしたい。

団体旅行といことで、予め決められたスケジュール通り進まなければならないということは了解していたが、これだけ盛りだくさんのスケジュールになると、時間に追われることが多く、どこへ行っても印象が薄くなるのが残念だ。改めてじっくりと周りたい。しかし、個人旅行でこのスケジュールを消化しようと思うと、もう一泊必要だろう。

使用した列車は「リゾートやまどり」6両編成を団体貸し切りでの利用だ。その座席数は140席?ほどであろうか。今回のツアーには60名ほどが参加している。つまり列車の中はガラガラ。もしこれで常に運行したら、採算が合わないだろう。密を避けるという意味では最高の条件だが、いつでもこのような状態で利用できるわけではない。この点は運行会社が考えるところだろうが、定員をどうするかは課題になりそうだ。

それにしても同行されたツアーコンダクターの方には頭が下がる。横から見ていて、私には絶対にできないと思った(^^;

ところで、今回のツアーの目的の「SDGs&ワクチン検査パッケージ実証」という点に関しては、概ね成功であったと思う。

「SDGs」ということでは、オープントップバスを使用しての昇仙峡の観光。まだ、観光客が完全に戻っていないこともあり、本来の観光地の混雑ぶりは無かったが、こうして観光バスを利用しての移動は、渋滞や駐車場の心配をする必要がないため思う存分に楽しめる。その上、お酒も飲めるし、疲れたら居眠りもできる。さららにガイドさんの説明が入る点もその地の理解を深める上でも有効で大いに利用したい点だ。

また、「ワクチン検査パッケージ」についだが、安心を得るという点においては、完全ではないにしても現時点ではこれが最善だろう。今、ワクチン接種後の再感染が問題となってきている。ワクチンを接種したから安全ということは無いこともわかってきた。今後はワクチン接種とPCR検査をどのように組み合わせていくのかが課題ではないだろうか。

もう少し先になるだろうが、感染を心配しないで旅に行ける日が一日でも早く来ることを願うばかりだ。それまではできる限りの対策をして楽しむことにしよう。

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秋の甲府市を満喫ツアー | SDGs&ワクチン検査パッケージ実証実験 (4)

「リゾートやまどり」で行く信玄公生誕500年の甲府とオープントップバスで巡る昇仙峡の旅

秋の甲府市を満喫ツアー

今回のツアーは日本旅行赤い風船の企画で甲府市の全面的なバックアップ、またJR東日本の協力のもと開催され、とても贅沢で盛りだくさんの内容となっている。 ⇒ 日本旅行 赤い風船

さらにツアー開催日の2021年11月3日は、武田信玄公生誕500年の節目を迎えるという特別な日でもある。

2日目 スケジュール(前半)

信玄の湯 湯村温泉

昇仙峡紅葉ライトアップツアー後、ホテルに戻ると、温泉に直行!

ここに来たら、温泉を楽しまないわけにはいかない。

開湯1200年、「武田信玄の元湯」として歴史ある湯村温泉。開放的な窓と広くゆったりとした湯船、壁と天井は木材を使用し重厚で味のある男性大浴場。露天風呂は庭園の中にあり、四季折々の景色を眺めながらゆったりとお寛ぎいただけます。女性大浴場は縁で囲まれ、大きな窓からは採光が豊かに降り注ぎます。 露天風呂は木の香り豊かな檜風呂。

湯村温泉・常盤ホテル

昨日の疲れもあってか、布団に付けばぐっすりと(-_-)zzz

いつもより遅くに起きて、ゆっくりと朝食を摂り、出発の準備です。

ホテルでの朝食は、昨日の夕食と同じ会場で、銘銘の膳が用意された。これもコロナ禍ではのスタイルになっている。従来ならビュッフェ形式が多かったが、この一年でそのスタイルがガラッと変わり、今では個々への配膳がメインスタイルとなってきているように感じる。

寛ぎの時はアッという間に過ぎて、出発時間。

ホテルのスタッフ皆さんの対応も素晴らしく、とても気持ち良く久しぶりにのんびりとした時間を過ごした感じがする。

さぁ、バスに乗って出発です。

甲斐善光寺(車窓)

2日目も素晴らしい天気です。バスからは美しい富士山も見えています。

そうこうしているうちに、甲斐善光寺前をバスが通過。予定では車窓から拝見するだけであったが、この後の「かいてらす」での時間を少し利用して、個人的に足を運んだ。(「かいてらす」から「甲斐善光寺」は目と鼻の先の距離、歩いて5分も無いだろう。)

甲斐善光寺

開基武田信玄公が、川中島の合戦の折、信濃善光寺の焼失を恐れ、永禄元年(1558)、御本尊善光寺如来像をはじめ、諸仏寺宝類を奉遷したことに始まります。・・・重要文化財五件・県指定文化財四件、市指定文化財八件をはじめとする文化財の宝庫として著名で、その一部は宝物館等で公開しております。
甲斐善光寺

善光寺と聞いたら拝まずにはいられい。なぜなら、自身は長野の出身。小さなころから善光寺はとても身近な存在であった。そんなわけで、チラッとではあるが参拝に行ってきた。

身贔屓もあるのだろうが、長野の善光寺の方が私にはしっくりとくる。

それでも、やはり素晴らしい!

時間が許せば、山門をはじめ宝物館などまだまだ見たいところはたくさんあった。次回の楽しみに取っておこう。

さて、本来のコースに戻そう。

かいてらす(山梨県地場産業センター)

昭和60年9月に甲府・国中地域における地場産業の振興拠点施設として開館。山梨が全国に誇る、ジュエリー・ワイン・印伝・ネクタイ・甲州銘菓等、県下一円の地場産業品を一堂に集め、展示販売する。
かいてらす

「かいてらす」ではワインセミナーと買い物の時間が予定されている。

一階の入り口を入ると、展示ケースが並び研磨宝飾品の数々が展示されている。それを見るだけの価値はあるだろう。その奥に進むと、宝飾品の他、山梨県産の伝統工芸品「甲州印伝」や「絹織物」の数々、ワインをはじめ甲州銘菓の信玄餅や季節限定の月の雫などが販売されている。ここに来れば、山梨を代表するものはひと通り揃う。

また、二階には「カジュアルレストラン ワインクラブ」が併設されており、眺望が良く、ワインを片手に富士山や甲府盆地を望みながらの食事は最高だろう。

買い物を会計時(1回の会計合計額が2,000円以上)にワクチン接種証明を提示すると嬉しいサービスが受けられる。ここではお饅頭を1個いただいた。このようなサービスが全ての所で受けられるわけではないが、出かける際には準備しておくと良いだろう。

ワインセミナー
ワインセミナー

買い物の前にまずはワインセミナーに参加しよう。

講師には甲州ワイン伝道師 仲田道弘氏(公社)やまなし観光推進機構 理事長を迎え、短い時間の中でワインの魅力について講義いただいた。

仲田氏は長く山梨のワイン産業発展に大きく貢献され、グルメ漫画『美味しんぼ』にも登場する著名な方である。

今回のセミナーの中でも興味を惹いたのは、甲州ワインと和食とのマリアージュだ。一般的に和食とワインの相性は良くないと言われているが、ここ山梨の甲州ワインは料理に寄り添って邪魔をせず、両者のいいところが残るという点だ。

和食とワインの相性が良くないとされる理由は、「ヘプタジエナール」という香りの成分の生成が原因となる。魚介類などの酸化した油とワインの中の鉄分が口の中で反応して臭みの原因となる「ヘプタジエナール」を生成する。

甲州ワインにはこの鉄分やミネラル成分がかなり低いため、臭い成分の発生が抑えられ、魚介類を中心とした和食にも合うとされる。

ぶどうジュースぶどうジュース

ワインセミナーにはもちろんワインの試飲もあり、赤1種類、白2種類が用意されていた。その量も試飲のレベルではなく、ワインを楽しむ量でワイングラスにいっぱい注がれている。ウン?この時間にワインをグラスに3杯も飲んだら・・・そうでなくてもお酒には弱い私。ここはワインを辞退して、ぶどうジュース(白百合醸造 ロリアン ぶどう果汁、まるき葡萄酒 雫 ナイアガラ 100%ストレート果汁)にした。

このぶどうジュース美味しいぞ!思わずグビグビいってしまった(^^;

ワインを堪能して、買い物を少々。

さて、バスに乗って甲府駅へ向かうか。

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秋の甲府市を満喫ツアー | SDGs&ワクチン検査パッケージ実証実験 (3)

「リゾートやまどり」で行く信玄公生誕500年の甲府とオープントップバスで巡る昇仙峡の旅

湯村温泉 常盤ホテル

今回のツアーは日本旅行赤い風船の企画で甲府市の全面的なバックアップ、またJR東日本の協力のもと開催され、とても贅沢で盛りだくさんの内容となっている。 ⇒ 日本旅行 赤い風船

さらにツアー開催日の2021年11月3日は、武田信玄公生誕500年の節目を迎えるという特別な日でもある。

1日目 スケジュール(後半)

武田神社 ~ 信玄ミュージアム

武田神社は戦国武将・武田晴信公(信玄公)をご祭神として祀る神社である。

信玄公は大永元年(1521年)11月3日に、武田神社の背後に控える積翠寺要害城で武田信虎の嫡子として生まれる。今年(2012年11月3日)は信玄公生誕500年を迎える節目の年でもある。

神社は1915年大正天皇の即位に際し、信玄公に従三位が追贈されたことを機に、官民一体となり「武田神社奉建会」が設立され、1919年に社殿が竣功した。その建立はもっと以前からと思われがちだが、武田神社は創建百年余りである。

武田神社

武田神社を参拝後、次に向かうのは神社下すぐ目の前にある「甲府市武田氏館跡歴史館(信玄ミュージアム)」である。

武田神社大手門の前には武田氏館跡や大手三日月堀、大手石塁の遺構を見ることができる。また、そこから出土した数々の品は、信玄ミュージアムに展示されている。

武田神社大手門武田氏館跡大手

国史跡武田氏館跡に関わる歴史や史跡の見どころを紹介するガイダンス施設として、平成31年4月5日に開館しました。展示室は、戦国大名武田氏がくらした館の歴史や概要を知ることができる常設展示と、出土品などから、より専門的に歴史を学べる特別展示があります。-甲府市文化施設>甲府市武田氏館跡歴史館(信玄ミュージアム)より

シャトー酒折ワイナリー見学と試飲

一日目のスケジュールもそろそろ終盤。陽もだいぶ傾き、辺りはだいぶ暗くなってきた。下の写真はシャトー酒折ワイナリーのテラスから望む甲州盆地。生憎、この時間には雲がかかってしまいましたが、すっきりと晴れ渡った日は、甲府の街並みと遠くに南アルプスが見える絶景をうかがわせる。

甲州盆地

いよいよ!待っていました!? 山梨といったらワインは外せないでしょう。

そして、今日は山梨ヌーボーの解禁日!というなんとも幸運な組み合わせ♪

シャトー酒折ワイナリー

ワイナリーのエントランス(写真)には、古事記のヤマトタケル物語を表したとても印象的なステンドグラスが飾られている。これは、日本武尊が東征の帰途、甲斐の国・酒折宮で野営したとする謂れに由来するとのこと。

1991年6月、山梨県の甲府市を一望できる風光明媚な酒折の地に現在のワイナリーを設立しました。グループ会社である木下インターナショナル株式会社の海外メーカーとのネットワークにより、常に海外のワイン製造技術に関する最新の情報を得て、各国から導入した設備を使用し、甲州、マスカット・ベリーAなど日本固有の葡萄品種を中心とした日本ワインを醸造しています。
シャトー酒折ワイナリー

こちらでは、ワイナリーツアーとワインの試飲です。

スタッフの方からワイナリーの歴史やワインができるまでの工程の説明を聞きながらのワイナリーをぐるっと回るワイナリーツアーに参加。たまたま今回は醸造設備が停止中といこともありましたが、短い時間の中でも興味深い話を聞かせていただいた。

ワインの試飲

ワイナリーツアー後には「甲州にごり、マスカットベリー、デラウェア」ワインの試飲です。

出来たての旬のワインをいただけば、もっと欲しくなるよね~。バスの出発時間まで、直営売店でワインを・・・(^^;

朝からスケジュールがびっしりと入っており、盛りだくさんの内容に、頭と体は休息を欲しているようだ。

信玄の湯 湯村温泉 宿泊

湯村温泉 常盤ホテル

今晩の宿は「湯村温泉 常盤ホテル」です。

昭和4年の創業以来80年余年の老舗ホテル。多くの皇族が宿泊されている。また、松本清張などの文豪も定宿としていた。また、将棋・囲碁のタイトル戦の舞台としても選ばれており、ホテルの通路にはその時の写真が多く飾られている。
湯村温泉 常盤ホテル

常盤ホテル 客室庭園ライトアップ

ホテルに到着後、入り口で検温と手指消毒を済ませ、広いロビーに入ると、まず目を惹いたのがライトアップされた庭園だ。窓の向こうに赤く染まる大きな欅がなんとも美しい。

そんな景色に見とれてボーっとしていると、既に手続きは済まされており、館内の案内や食事等にについて説明を受けたのち、直ぐに部屋に案内された。

部屋は広々として落ち着いた和室。部屋の窓からもあの美しい欅が見える。

テーブルの上には挨拶状や甲府市の観光案内、お茶とお茶請け、その横にはワイン(サドヤワイナリー)のお土産まで!

お茶を一服いただいたら、夕食までの時間、思わず畳の上にごろりとなっていた。

そろそろ時間かな、さすがにお腹が空いた。

食事会場に行く前にも嬉しいサービス「ワインの試飲」。ここに来る前に立ち寄ったシャトー酒折ワイナリーの「甲州にごり」が用意されていた。

食事はコンベンションホール「富士」にて。結婚式などが行われる大ホールにテーブルごとに広いスペースが取られ、適宜ついたてが置かれ、しっかりとした感染防止対策がされている。

本鮪お造り甲州牛の朴葉味噌焼き

前菜から水菓子まで全て紹介したいのだが、話が長くなりそうなので簡単に。食事は季節のもの、地のもがふんだんに使われ、それに合わせて山梨のワインや純米酒など用意されている。

この夕食も、山梨県名産のすもものお酒「貴陽」の前酒からはじまり、縁起物の勝ち栗を使った前菜、常盤ホテル名物の本鮪のお造り(写真)、地元きのこを目の前で炭火焼にするもの、甲州牛の朴葉味噌焼き(写真)、栗ご飯、シャインマスカットを使ったデザート。

旅の楽しみのひとつでもある食事。満足です。お腹パンパン、大変おいしくいただきました。

この後、楽しみにしていたオプショナルツアーが待っている。

オープントップバスで昇仙峡紅葉ライトアップツアー

そして今日のトリを飾るのは昇仙峡紅葉ライトアップツアー!( ※2021年は終了:11月22日(月)までの開催)

昼間に訪れた昇仙峡をオープントップバスで走り抜け、ライトアップされた仙娥滝を見に行くツアーだ。

夕食後、防寒対策のために着替えをする。確かに昼間でも肌寒かったが、夜になると体感温度は氷点下らしい!上着の下にはヒートテック、頭には耳が隠れるニット帽。部屋の中では汗ばむほどだ。また、ライトアップツアー用にとひざ掛けが提供され、さらにホテルからは、厚手のポンチョタイプの防寒着まで。そこまで必要か?と思うほど。まぁ、暑ければ脱げばよい。ということでオープントップバスに乗って出発です。

バスは昇仙峡下の県営無料駐車場まで幌をして、ここからオープントップバスに変身です。

オープントップバス

昼間はあれだけ多くの車が並んでいた駐車場も夜になるとガラガラ。シーンと静まりかえり、バスのライトが無ければ暗闇。途中、車内ライトを消して木々の間を走り抜ける体験を。前方のライトが照らすところ以外は漆黒の闇。少々怖さを覚えるほどだ。バスから空を見上げれば、こんなに星があったのかと改めて感動です。

ところでオープントップバスで夜のドライブは寒かったか?

防寒対策のおかげで問題なし!でも、そんなことを知らずに乗っていたら凍えていたに違いない。さすがに頬に当たる風は冷たかった。

そうこうしているうちに昇仙峡ロープウェイ乗り場前の駐車場に到着。しかし、のんびりしていられない。出発が少し遅れたため、滞在時間に余裕がない。21:00-には容赦なく電気が消えるらしい。明かりはあるものの足元は暗い。注意しながらできるだけ早足で仙娥滝へ向かう。

明かりの落ちた売店の横を抜け、渓流への階段を降りて行くと、ぼんやりとライトアップの明かりが見えてくる。そして・・・!

仙娥滝 ライトアップ

昼間に見た姿とはまた違った姿を見せる。目の前にはライトを受けて神々しく浮かび上がる滝があった。思わず見とれてしまう。

時間が無いということで、滞在時間は僅か。チラチラと目の端で滝を見ながら再び来た道を戻る。ふっと目を上にやって気が付いた。滝から上に続く階段も改めて見ると美しい。

仙娥滝 石段

そうそう、途中、もうひとつの見どころがある。「クリスタルファウンテン」のライトアップだ。仙娥滝に急いだため、行きは横目でチラリッとしか見ていなかった。バスに戻る時にしっかりと見よう・・・エッ?明かりが消えて真っ暗。残念、タイムアップ、容赦なかった(>_<)

昇仙峡からホテルまでの道のりは、ルーフを幌で覆った暖かなバスで。余韻に浸り車内から時折見える街の明かりをボーっと眺めながらのドライブだ。

あっという間のツアーであったが、とても良い体験ができた。

防寒をしていたが、意外と体が冷えているようだ。ホテルに戻ったらゆっくりと温泉に浸かり、明日のツアーに備えることにしよう。

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秋の甲府市を満喫ツアー | SDGs&ワクチン検査パッケージ実証実験 (2)

「リゾートやまどり」で行く信玄公生誕500年の甲府とオープントップバスで巡る昇仙峡の旅

昇仙峡 紅葉

今回のツアーは日本旅行赤い風船の企画で甲府市の全面的なバックアップ、またJR東日本の協力のもと開催され、とても贅沢で盛りだくさんの内容となっている。 ⇒ 日本旅行 赤い風船

さらにツアー開催日の2021年11月3日は、武田信玄公生誕500年の節目を迎えるという特別な日でもある。

1日目 スケジュール(前半)

リゾートやまどり

リゾートやまどり

当日は出発時間に合わせて乗車駅(新宿駅、立川駅、八王子駅)で乗車。乗車の際に「ワクチン接種証明」もしくは「PCR検査の陰性証明」の提示と「体温測定」が各車両ごとに行われた。団体旅行であるが、ここでもソーシャルディスタンスが保たれ感染防止対策が徹底されている。

リゾートやまどり

JR東日本の協力により「リゾートやまどり」に乗車できるという特別な旅!「リゾートやまどり」は、高崎車両センターに所属し本来はJR東日本高崎支社の大宮~中之条区間を運行する列車である。そんな「やまどり」が新宿-甲府間を走る。

6両編成のやまどりにツアー参加者、甲府市観光課の方等を含めて六十数人の乗車。1車両に十名程度となんともゆったりとした空間(ガラガラ)である。

やまどり 展望室やまどり 座席

やまどりの車内もゆとりのある造りで、座席は1列+2列の配置となっており前後左右のスペースが広く取られている。また、車両ごとに共用スペースが設けられ、ロングシートの座席や座敷タイプの座席、キッズスペースや展望室となっている。

嬉しいおもてなし

列車に乗車してまもなく、甲府市観光課から甲冑姿の武者や忍者に扮したおもてなし隊が参上!この日一日このコスチュームで甲府市を案内してくれた。たぶん相当お疲れになったことだろう。感謝です。

甲府市観光課のおもてなし隊旅の供 甲府銘菓

今回の旅の目的や甲府の名所名物など説明がされた。さらに、嬉しいことに美味しい旅の供が配られた。

新宿から甲府まで2時間ほどであるが、お菓子をつまみ景色を見ながらの旅はアッという間である。

甲府駅到着時には甲府市観光課の皆さんのお出迎えと甲府駅駅長さんからの挨拶まで。嬉しいけれどなんだかこっちが恐縮してしまうほどの歓迎です。

お出迎え

昇仙峡 ~ 影絵の森美術館入場・昼食

甲府駅に到着後、ここからは観光バス2台に分かれての移動となる。

靴裏消毒マット飛散防止プレート

バス乗車の際には、アルコールでの手指消毒。さらに、除菌マットによる靴裏の消毒と徹底している。もちろんバス内は換気がされ、座席前には顔の高さに飛散防止プレートがセットしてあり、飛沫防止対策が取られている。

さぁ、一路、昇仙峡へ!

その前に、影絵の森美術館併設の食事処「花仙両」で昼食を。

影絵の森美術館昼食

食事は団体旅行ではのメニュー「天ぷら盛り合わせ、小鉢、茶碗蒸し、川魚、御飯、うどん」だ。行きの列車の中でお菓子を食べた上に、ほとんど体を動かしていないということもあり、あまり空腹を感じてはいなかった(^^;

換気がいき届いているためか、レストランは上着を着ていても肌寒さを感じた。できれば山梨ならではの熱々の「ほうとう」が食べたかった。

食事後は影絵の森美術館を見学。藤城清治氏の作品『浪漫と幻想と神秘の世界』を幻想的な空間で鑑賞することができる。たぶん誰もが一度は目にしたことがある作品がい並んでいる。

作品をひとつひとつゆっくりと見ていたいのだが、なにせ時間が無い。バスに乗る前にトイレに寄って次の見学コースに向かう。

仙峡エリアでオープントップバスに乗車

今回のツアーの目玉のひとつでもある「昇仙峡を屋根のないオープントップバスで満喫」

ここ影絵の森美術館の駐車場でオープントップバスに乗り換え、昇仙峡グリーンラインを下り、県営無料駐車場で折り返して再び昇仙峡グリーンラインを上る。途中、荒川ダムを車窓から眺めながら金櫻神社近くまで進んでからUターンし、昇仙峡ロープウェイ乗り場へ向かうまで昇仙峡の秋を楽しむ30分ほどのオープントップバスの体験乗車です。

オープントップバスオープントップバス いざ!出発!!

オープントップバスは座席が高い位置(2階建てバスの上段に座る感じ)にあり、その名の通り屋根が無いので解放感は抜群。

上に青空を望み、山の空気を肌で感じながら、紅葉の中を進む気分は爽快である。大きな車窓からは覚円峰など赤く色付いた昇仙峡の雄大な景色を眺める。オープントップバスならではの体験だ。

欲を言えば、途中、バスを止めてもらい、高いバスの上からゆっくりと風景を堪能できれば最高だったと思う。

開放的で直に風を感じられるオープントップバスだが、この時期はさすがに寒い。今年の秋は例年に無く暖かく(暑いくらい)、陽の当たる所なら長袖Tシャツでも良いぐらいだが、風を切りながらの紅葉見学は想像以上に体が冷える(この日は雲ひとつない好天で気温20℃ほどあった)。前方の1,2列席は前面を覆うように窓があるためまだ良いのだが、中央から後方は頭上を風がヒューヒュー抜ける。次第に足元の方がスースーとしてくる。時期により防寒対策は必須だ。

昇仙峡 紅葉昇仙峡 覚円峰

※ 今年の運行期間は:2021年10月16日(土)~2021年12月15日(水)、詳細はこちらまで ⇒ 甲府にオープントップバスがやって来る!秋の周遊バスツアー

昇仙峡 仙娥滝 ~ 散策

オープントップバスを楽しんだ後は、バスから降りての散策となる。本来の予定では、ロープウェイに乗り、上からの紅葉を楽しむプランであったが、紅葉の見ごろを迎え好天の休日ということもあり、ロープウェイ乗車待ち1時間以上。まだまだ、後半のスケジュールもびっちり詰まっているということで、予定変更である(とにかく時間が足りない)。駐車場から仙娥滝までの散策となった。

クリスタルファウンテン

駐車場から仙娥滝まで徒歩で6,7分だろう。途中、いくつもの売店や水晶の大噴水「クリスタルファウンテン」ががある。このクリスタルファウンテンは、宝石の街のシンボルとして昭和60年まで甲府駅前に置かれていた。その後時を経て2019年11月にここ昇仙峡に再現された。その頂きには大きな天然の水晶があしらわれ、水晶総重量 600kg!昇仙峡のシンボルとなっている。

仙娥滝

そこから数分歩き、売店の横を抜け渓流へと階段を下ると仙娥滝が現れる。仙娥滝は昇仙峡の中でも押さえておきたい景勝地である。峡谷を流れ落ちる落差30mの滝は美しい。

土産物店が並ぶ喧騒とした直ぐ下に、まさかこんな世界があるとは思えない不思議な感覚に捕らわれる。ここには凛とした空気が流れている。

この先は遊歩道となっており、先ほどバスで通ってきた下の県営無料駐車場へと続く。景色を眺めながら歩けば1時間ほどかかりそうだ。まだまだ美しい景色を眺めながら散策したいところだが、出発の時間が近づいている。

夜にはライトアップの仙娥滝を訪れる予定となっている。

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秋の甲府市を満喫ツアー | SDGs&ワクチン検査パッケージ実証実験 (1)

「リゾートやまどり」で行く信玄公生誕500年の甲府とオープントップバスで巡る昇仙峡の旅

「リゾートやまどり」で行く信玄公生誕500年の甲府とオープントップバスで巡る昇仙峡の旅

秋の甲府市を満喫ツアー | SDGs&ワクチン検査パッケージ実証実験 ⇒ 体験

ようやく日本国内の新型コロナウイルス感染症が落ち着いてきた感がある。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が、2019年12月に中国で第1例目の感染者が報告された。それからあっという間にパンデミック宣言があり、気が付いた時には世界的な流行となっていた。日本で最初の感染者が報告されたのは昨年の1月である。あれからもう2年が経とうとしている。

新型コロナウイルスの流行「第5波」が急速な収束を見せ、9月30日に緊急事態宣言が解除された。その後、国内では低い水準での陽性者の確認に留まっている。

それにともない、経済活動が徐々にもどりはじめ、恐る恐るではあるが人々の動きも活発になってきている。そんな中、政府も今後このコロナ禍でどのように経済活動と感染防止のバランスを取るのか、様々な施策を模索している。


2年間近くジーッとしていたこともあり、動きたくてしょうがない。旅行に行きたいよね~。海に行きたい、山に行きたい。温泉に浸かって、美味しいものを食べて、きれいな景色を眺めて・・・やりたいことは山ほどある。

そんなことを思いながらネット上をウロウロしていたら、たまたま目に飛び込んできたのが今回の旅の案内だ。

新宿⇔甲府 チケット

これからの新しい旅のスタイルとなるのだろうか?これで安心に旅行ができるなら!出かけたくてウズウズしていたことと相まって、そんな新様式の旅を実感するべく早速申し込んだ。


信玄公生誕500年の甲府とオープントップバスで巡る昇仙峡の旅の概要

「リゾートやまどり」で行く信玄公生誕500年の甲府とオープントップバスで巡る昇仙峡の旅

 ⇒ 日本旅行 赤い風船

甲府市は2021年11月3日、武田信玄公生誕500年の節目を迎えます。郷土の英雄・武田信玄公の生誕500年という記念すべき日を祝い、信玄公ゆかりの地を巡る特別なツアーを企画しました。

秋の甲府市を満喫しながら観光地の課題解消に向けての実証実験、ワクチン検査パッケージ技術実証を兼ねたツアーです。本ツアーは、JR東日本様のご協力により「リゾートやまどり」(JR東日本高崎支社の大宮~中之条区間を運行)にご乗車いただきます。

  • オープントップバスで秋の昇仙峡を駆け抜けます!
  • 武田信玄公生誕500年を祝い、甲府へタイムトラベル!
  • CO2削減でSDGsへ貢献!
  • 出発前にPCR検査(無料)を受診いただいたうえで、ツアーにご参加いただきます。

ツアースケジュール

ツアースケジュール

「ワクチン検査パッケージ」技術実証 | ツアーの前に

今回のツアーでは、「PCR検査での陰性証明」もしくは「新型コロナワクチンの接種記録(二回接種、ワクチンの種類、接種年月日など)」のどちらかを提示する必要がある。

ワクチン接種は満12歳以上となっているので、12歳未満の場合はPCR検査となる。今回のツアーには多くのお子さんも参加されていた。

PCR検査の結果「陽性」あるいはワクチン接種が済んでいない場合は、このツアーには参加ができない。

PCR検査キット

PCR検査キットPCR検査キット

ツアーに申し込みをすると、事前にPCR検査キットが送付されてくる。

手順に従い、検体採取キットに唾液を取り、同梱の返送専用箱に入れてゆうパケットで返送(切手を貼り、ポストに投函)するだけ。

今回の検査結果はポストに投函(10/31午前)した翌日(11/1午後)にメール(pdfファイル)で送られてきた。

検査結果

ただし、PCR検査結果には有効期限(72時間)があるので、検体採取日には注意が必要である。今回のツアーで送られてきた案内には、検体採取日と発送日の指定(出発の3日前)がされていた。

今回のように旅行会社から指定の検査キットが送られてくる場合は良いが、個人で検査キットを使った検査をする場合には注意が必要!

検査キットは厚生労働省において「新型コロナウイルス感染症の体外診断用医薬品(検査キット)の承認」されているものを使うことを勧める。現在、大変多くの検査センターや検査キットがあり、ネットやドラッグストアでも簡単に手に入れることもできる。そんな中にはトラブルが散見され、国民生活センターにも多くの報告が上がっている。事前に注意事項をよく確認し、目的に合わせ、適切に利用することが必要となる。

ワクチンの接種証明

ワクチンの接種歴は原本もしくは画像や写しで証明する(ワクチンは2回目の接種から14日以上経過している)ことが求められる。(今後、政府によるワクチンの電子接種証明の活用が予定されている。)

私も既にワクチンを2回接種(2週間以上経過)していたが、上述のPCR検査を受けてみることにした(後学のために)。まぁ、大丈夫だろうと思っていても、検査結果が出るまでは、ドキドキする(^^;

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